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オンボーディングプログラムって?

こんにちは。エンプロイーサクセスグループの三浦です。みんなの銀行でキャリア採用や新メンバーのオンボーディング、組織カルチャーの醸成・浸透施策などを担当しています。

今回は新メンバーのスタートダッシュを後押しする「オンボーディングプログラム」の取組み(一例)についてご紹介します。


多種多様なバックグラウンドを持つメンバーが続々と集結

みんなの銀行は2020年12月、デジタルネイティブ世代に寄り添う新銀行として銀行業の営業免許を取得したデジタルバンクです。

翌2021年1月に銀行システムを稼働、同年5月にお客さまに向けてサービス提供を開始し、今年の5月に3周年を迎えたばかりという成長途上の銀行です。

このデジタルバンクプロジェクトには、毎月続々と新メンバーが参画してきており、ゼロバンク・デザインファクトリー(※)への出向者を含めた社員数は、サービス提供開始(2021年5月)の頃から比較すると、今では2倍以上に拡大しています。

※ゼロバンク・デザインファクトリーは、ふくおかフィナンシャルグループの一員で、みんなの銀行のバンキングシステムを開発しています。

また「全体の約7割がキャリア採用でジョインしたメンバー」という、これまでの銀行とは異なる構成で(約3割はふくおかフィナンシャルグループからの出向者や新卒採用者です)、多種多様なバックグラウンドを持つメンバーが互いにリスペクトし合いながら働いています。

WELCOME!を伝えるグッズたち

毎月、新メンバーが仲間入りしてくるみんなの銀行では、彼らの入社初日に、歓迎の気持ちとして「みんなの銀行グッズ」を準備してお迎えしています。自慢のグッズたちは社内のデザイナー陣のこだわりが詰まっています。

グッズの一つに名前入りの「ウェルカムカード」がありますが、これをデスクに立てておくことで、既存のメンバーに「新メンバーが入ったんだ!(ここは新メンバーの席なんだ!)」と気付いてもらい、新メンバーへの積極的なサポートを促す環境づくりを目指しています。

ちなみに以前は、新メンバーの席に風船を賑やかに飾ってお迎えしていたのですが、ちょっと存在感が強過ぎたこともあって、入社チケットをイメージしたウェルカムカードに変更した、という経緯があります(笑)。

会社を知るオンボーディングプログラム

デザイン領域のオンボーディングの様子

新メンバーが一日も早く新しい環境に馴染んで活躍してもらうために、みんなの銀行ではオンボーディングプログラムを実施しています。

■ オン・ボーディングとは?
「オン・ボーディング(On-Boarding)」とは、中途入社者を含めた新入社員を早期に戦力化するための施策のこと。業務プロセスを理解するのに必要な情報をポータルサイトにまとめたり、同僚や上司などと定期的に面談して相談や悩みごとを話す機会を設けたりするなど、人事と配属先の部署などが一体かつ継続的にサポートする点が特長です。

出典:日本の人事部 人事辞典「HRペディア」

コンプライアンスやセキュリティ等の順守すべきルールに関する研修はもちろんのこと、以下のような内容についても、みんなの銀行の頭取や各グループのリーダーから新メンバーに直接インプットしていきます。

・みんなの銀行はどのように誕生し、何を目指しているのか?
・Mission・Vision・Valueは何か?
・INSIGHT(行動指針)とは何か?
・ビジネスやシステムの構造はどうなっているのか?
・社内の他のグループではどんな仕事をしているのか?

みんなの銀行では多種多様なバックグラウンドを持つメンバーが続々と集まってくる環境だからこそ、前提部分となるインプットを(オンボーディングによって)厚くし、全員の目線を合わせていくことを重要視しています。

それにより会社全体への理解が深まって、新メンバー自身が「自分が何をすべきか」を考えるきっかけとなり、業務のキャッチアップがスムーズになると考えているからです。

メンター制度

オンボーディングプログラムの一つとしてメンター制度を設けています。

■メンターとは?
「メンター」という言葉には助言を与える者や指導者という意味合いがあり、仕事に限定せず、生き方全般において「師」となる存在を指します。仕事だけでなく個人的な問題や悩みなどにも広く相談に乗り、ビジネスパーソンとしての心の持ち方や基礎力を磨くための支援を行います。

出典:日本の人事部 人事辞典「HRペディア」

みんなの銀行のメンター制度における主な目的は、メンター(既存メンバー)がコミュニケーションハブとなって、メンティー(新メンバー)と社内の他メンバーとの「つながりづくり(人間関係構築)」を後押しすることです。

メンティー1名につき、メンター2名

入社から3か月の間、メンティー(新メンバー)1名に対して、メンター(既存メンバー)2名が付いて様々なことをサポートしていきます。メンター2名のうち、1名は入社1年以内のメンバーが、もう1名は1年超のメンバーが付きますが、それには理由があります。

ちょっと前までメンティーの立場でサポートを受けていたメンバー(入社1年以内のメンバー)は、自分が入社時に「実際に困ったこと」や「分からなかったこと」についての記憶がまだ新しいです。その体験を覚えているうちに、今度はサポートする側を務めることによって、メンターの好循環サイクルを回すようにしています。

メンターランチ

メンター制度では、月に1回、メンターランチも実施しています(ランチ費用は会社が負担しています)。

こちらは、メンティー1名とメンター2名、さらに他グループのメンバーも誘い合って5名でランチに行ってもらい、よりカジュアルなコミュニケーションを通じての関係性構築を期待しています。

入社してみてどう?新メンバーに感想を聞いてみた!

入社して3カ月。新メンバーはオンボーディングプログラムのメンター期間を経て、何を感じているのでしょうか。メンバー3名に率直な感想を聞いてみました。

メンターが、様々な方とのコミュニケーションの機会を作ってくれたり、私の関心のありそうな取組みを共有してくれたので、チームやグループを超えてつながりが広がっていったことがありがたかったです。そのおかげで、Zero.Lab(社内エンジニア登壇会)やOwner’s Bar(社内懇親会)といった大勢が集まる場でも、最初から臆することなく参加することができました。

Development Division Engineering Group Ⅱ 志村さん

グループを超えたつながりができたことで、気軽に質問できるメンバーが増えました!特にメンターランチで話ができたことで、業務でも、各段に質問しやすくなりました。業務以外でも、雑談相手が増えたことで会社に早く馴染めたと思います。今後、自分にメンター役が回ってきた時は、自分がサポートしてもらったようにメンティーの助けとなりたいです。

デジタルサービスマネジメントグループ 上杉さん

メンターの存在は心強かったです。フロアで会えば声をかけてくれたり、人探しを助けてくれたり、雑談相手になってくれたり……自分の所属グループ以外の方とのつながりがあるのは、この会社に早く馴染んでいく一助になりました。メンターのお二人や、広げてもらった グループを超えたつながりを大切にしていきたいです。

エンプロイーサクセスグループ 松山さん

おわりに

今回は、みんなの銀行のオンボーディングプログラムについてご紹介しました。私たちは、デジタルバンクの未来を共に創造してくれるプロフェッショナルを募集しています。みんなの銀行のMission・Vision・Valueに共感し、プロジェクトに興味を持たれた方は、ぜひ以下の採用ページよりご応募ください。 

👇採用情報(MID CAREER RECRUITMENT)

https://corporate.minna-no-ginko.com/careers/job-descriptions/

筆者紹介

三浦 菜摘子
みんなの銀行 エンプロイーサクセスグループ 大学卒業後、福岡銀行での営業店業務を経て、2020年10月に国内初のデジタルバンクの立ち上げを目前に控えたみんなの銀行プロジェクトに参画。キャリア採用、カルチャーの社内浸透、新メンバーのオンボーディングを主に担当。音楽、旅行、お酒が趣味。

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