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デザインマガジン

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デジタルバンク「みんなの銀行」デザインチームのメンバーが、制作現場の様子を交代で書いていきます。 https://note.minna-no-ginko.com
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#デジタルバンク

みんなの銀行のUIをFigmaに移植した話(2/2)

こんにちは、みんなの銀行プロダクトデザイナーの中野です。 前回、デザインツールをAdobe XDからFigmaに全面移行した経緯、理由、成果をお話したのに続いて、今回はFigma 導入にあたっての具体的なステップから、導入後に覚えた課題感についてご紹介したいと思います。 👇前編から読む FIgma導入の具体的なステップみんなの銀行が、Figma導入から運用までに踏んだステップは以下になります。 [Step0]ソフトウェア導入に関する稟議 銀行ではお金を扱うという業態

アプリのUIをFigmaに移植した話(1/2)

こんにちは、みんなの銀行プロダクトデザイナーの中野です。 みんなの銀行ではこの度、デザインツールをAdobe XDからFigmaに全面移行しました。このnoteではその経緯やTipsを2回に分けてご紹介したいと思います。 以前、デザインシステムの構築に取り組んでいる話を綴りましたが、今回はその続編のような内容です。 👇筆者の別のnoteを読む デザインツールの移行という一大事デザイナーであれば経験したことのある方は多いかと思いますが、デザインツールの乗り換えってかなり

アプリのアクセシビリティを改善しています

ゼロバンク・デザインファクトリー(※)の長島です。みんなの銀行では、“アクセシビリティ”を「より多くのお客さまが、より多くの利用環境から、より多くの場面や状況で情報やサービスにアクセスできること」と捉えて取組んでいます。主にスクリーンリーダー(音声読み上げソフト)における挙動改善を目的とし、2023年1月から定期的にリリースしています。今後、みんなの銀行アプリのアクセシビリティをテーマに連載でお届けしていきますが、第1回目は、1月から9月5日のアップデートまでの改善と、アクセ

UI改善のためのユーザビリティテストを仕組み化してみた

こんにちは! みんなの銀行プロダクトデザイナーの鶴です。新卒で銀行に入行し、銀行員として店舗で営業を担当した後、フロントエンドエンジニアを経験し、今はプロダクトデザイナーをしています。 みんなの銀行では日々、デザイナーをはじめとする様々な職種のメンバーがサービスの改善に取り組んでいます。今回は、UI改善を目的としたユーザビリティテストについて、その取組みをフレームワーク化(仕組み化)したので、2022年7月にサービス提供開始した「みんなの銀行 ローン」を事例にご紹介します。

お客さまの「声」をどのように活かすか

こんにちは、デザイングループ サービスデザイナーの林です。 みんなの銀行では、様々なチャネルを通して寄せられるお客様の「声」に耳を傾けています。今回はお客さまの「声」をどのように活かしているのか、そのためにどのような工夫をしているのかについて簡単にご紹介したいと思います。 「声」の集め方まず、そもそも私たちがどのようにお客さまの「声」を集めているかご紹介します。 大きく分けると2つのアプローチがあります。 一つは「みんなの声委員会」という組織のワーキンググループが、様々

みんなの銀行デザインシステム、始めました。

みんなの銀行 プロダクトデザイナーの中野です。今回はプロダクトデザインチームとフロントエンドエンジニアチームで一緒に取り組んでいる、みんなの銀行のデザインシステム作りについてご紹介します。 まだまだ開発途中の取組みですが、どんなふうに進めてきているのかをお届けできればと思います! デザインシステムとはデザインシステムとは「プロダクトデザイナーとフロントエンドエンジニアが共通認識を持つための仕組み」と考えており、その実現のために以下の3つのドキュメントとライブラリを作成して

これからの銀行体験に向きあうプロダクトデザイナー求む!

こんにちは。みんなの銀行 デザイングループ リーダーの中村です。現在みんなの銀行では、デザイングループの体制をパワーアップするため、デザイナーの仲間を募集しています。今回募集するポジションは、みんなの銀行アプリを手がけるプロダクトデザイナー。 より具体的なイメージを持っていただけるように、デジタルバンクのプロダクトデザイナーの仕事や、私たちが求める人物像、スキルなどについてお話しします。 プロダクトデザイナーの仕事今回募集している、プロダクトデザイナーのメインとなる仕事は

デザイナーが取り組む、みんなの銀行らしいライティング

みんなの銀行 プロダクトデザイナーの竹之下です。今回のトピックは、デザインチームがテキストメッセージのライティングに関わる理由についてです。どうやって作っているのか、ライティング担当者の視点から制作の裏側をお届けします。 毎日更新する「Walletメッセージ」制作の流れアプリ内に表示されるテキストメッセージは複数ありますが、デザインチームが主に関わっているのは、アプリトップの Wallet(普通預金)に表示される「Walletメッセージ」。基本的に毎日更新していて、みんなの

【レポート&ご質問への回答】突撃!となりの業界のUX ―― 教育・金融・医療の「業界のプロ」とつくるデザイン

こんにちは。デザイングループの中村です。先日、イベント『突撃!となりの業界のUX』に登壇させていただき、THE GUILD代表取締役でnoteのCXOを務める深津貴之さんをモデレーターに、「医療」のUbieさん、「教育」のatama plusさん、そして「金融」のみんなの銀行という異なる業界の担当者が集ってトークセッションを行いました。今回はイベントを振り返りながら、当日いただいたご質問に回答していきたいと思います。  イベントを振り返って思うこと医療、教育といった専門的な

プロダクトデザインのアプローチ(後編)――みんなの銀行×Fjord Tokyo

こんにちは。みんなの銀行デザイングループの中村です。「みんなの銀行 × Fjord Tokyo」連載シリーズ第2回の中編では、みんなの銀行を象徴する「白と黒の配色」が生まれた背景についてお届けしました。後編では、アプリ画面の操作におけるフリクションを取り除き、操作感の気持ち良さを追求していく過程についてお話しします。 Fjord Tokyo みんなの銀行 「フリクションレス」を追求し、気持ちの良い操作感へ中村 みんなの銀行のキーワードのひとつに「フリクションレス」があり

プロダクトデザインのアプローチ(中編)― みんなの銀行 × Fjord Tokyo

こんにちは。みんなの銀行デザイングループの中村です。「みんなの銀行 × Fjord Tokyo」連載シリーズ第2回の前編では、どのようにアプリ設計に着手し、進めてきたのかをお届けしました。中編のテーマは、みんなの銀行を象徴するシンプル・ミニマルな「白と黒」の配色について。新しく立ち上げる銀行を、なぜこの配色にしたのか。その背景をお話しします。 👇前編はこちら Fjord Tokyo みんなの銀行 「白と黒の配色」のはじまり中村 みんなの銀行プロジェクトに私がジョインし

プロダクトデザインのアプローチ(前編)――みんなの銀行×Fjord Tokyo

こんにちは。みんなの銀行デザイングループの中村です。「みんなの銀行 x Fjord Tokyo」連載シリーズ第2回では、Fjord Tokyoさんの視点で綴られた第1回「銀行をブランディングする」に続いて、「みんなの銀行のアプリにおけるデザインアプローチ」について前・中・後編にわたってお届けします。 登場するのは、「みんなの銀行プロジェクト」に初期から関わるFjord Tokyoの会田さんと佐々木さん(以下、敬称略)、そして少し遅れてジョインしたみんなの銀行の河田さんと中村

銀行でデザインを内製化すること

こんにちは。みんなの銀行 プロダクトデザイナーの田口です。最近は新規サービスの体験設計などを担当していますが、その話はまた別の機会にと言うことで、今回はみんなの銀行がデザインの内製化にチャレンジしていることについてお話ししたいと思います。従来の銀行にはないやり方や、伝え方を日々模索しながらチームで取り組んでる様子をお伝えします。  なんでも自分たちで作る現在、みんなの銀行では様々な分野で内製化が進んでおり、プロダクトデザイナーは4名在籍しています。プロジェクトの立ち上げ準備

銀行をとらえなおす、みんなの銀行におけるUXリサーチの現在地

はじめまして! みんなの銀行 井手です。 デザインチームでUXリサーチを担当しています。 専任のUXリサーチャーを置いている銀行は、まだ珍しいのではないでしょうか。 この記事では、UXリサーチ導入フェーズにあるみんなの銀行で、わたしが心掛けている工夫をいくつかご紹介したいと思います。 「未完成の銀行」に伴走する翻訳者さて、いよいよ来月5月下旬にサービス提供開始を控えたみんなの銀行ですが、 デジタルバンクを謳っていることから、いわゆるネット銀行と何が違うの?とよくお尋ねいただ